自作ウクレレが完成する|ウクレレ
一年以上かかった。昨年の夏から今年の夏まできれいに時間が取れなくなったからだ。金がなくなると言うのはおそろしい。時間が金を産むので金を作っていると時間がなくなるのだ。作業としてはとくにむづかしいことはしていないのだが。
けばだってるニスの表面を軽く磨いてからペグを付けて弦を張った。弦がガットギターのナイロン弦。ウクレレなので伝統に従って4弦に1弦を張ったが、これはストロークが軽快になってよい。チャランゴもそうじゃなかったかな。単音で弾く時にわけわからなくなるが、それも良い雰囲気だ。
ゼロフレットが低すぎて1弦の開放弦がびびる。やる気がでたら直そう。音だが、ウクレレというよりアイルランドの楽器のようになった。中世な感じという意味である。これはおもしろい。サウンドホールはあけなかったが、べつに問題はないようだ。
あと、やっぱり、ネックはヘッド方面に細くなる方がバランスがいいな。不思議な話だが、幅が均一だと根元が細く見えるので居心地が悪いデザインになる。ギターシンセのSynthAxeが同じタイプのネックでやはりバランスが悪い。機能的は平行で問題はないはずなのだが。
SynthAxe
https://ja.wikipedia.org/wiki/SynthAxe
たて。
よこ。家具調の色だ。
弦の止め方はフォークギターと同じ。強度に不審はあったが、使ってみると意外と見た目がすっきりしておさまりがいい。
ヘッド。ナットの製作に最初に失敗してゼロフレットを付けたのだが、この部分が最後までネックになった。ネックのネックだな。
ベニヤ板なので削りすぎるとこうなってしまう。側面。
反対向き。
弦。使用済みの古い弦を使ったが、4弦だけ足りなくて新品を使った。セコビアの写真のやつ。もったいない。
作業机が欲しいと思う。